蜜柑邪無
春はメンテナンスの季節。毎年同じようなこと書いている。
このところちょっと東京に帰れる週末が少なくて、ようやく黄金週間前に戻れて急いで実家にある蜜柑を収穫した。去年が豊作だった反動があったのか、数も質も今年はイマイチで、まあ自然だから波があるんだろう。
農作物の収穫の時期って難しい。特に今年は暖冬で暖かくなるのが早かったせいか、収穫の前に新芽が出てきてしまったのです。もう花も咲こうとしている。
遠く離れて住んでいると、こういったタイミングが重要な事柄に対応出来なくて困る。実家に田圃がなくてよかったと思う。ちゃいますね。
今年は近所へのお裾分けも少なく、いつもならはじいて捨ててしまうようなものでも捨てられないで、食べてみることにする。なんだかシャンプーボトルの最後を水で薄めて使うみたいな感じだ。これもちゃうか。
多少外観の出来が悪くても、中身は美味しかったりする。人間と同じと思いたい。なはは
遅めの収穫は糖度が増す、と良くとることにしよう。
張りがあって綺麗な幾つかを選び、今年も自家製マーマレードジャムを作る。量は少なめ。
今年はペクチンを捨てないようぬるま湯に着ける時間は短め、その分皮を少なめにしてみる。
砂糖はいつものようにヨーグルト用の細かくて軽いグラニュー糖を使う、っていうかヨーグルトに着いてくるパックのやつを一年間貯めているのだ。
年に一度とはいえ、毎年続けて作っていると、おおよそ出来が想像出来るというか、案配がきいて安定した味になる。懐かしい昔の蜜柑の味だと言われる。
ジャムを送るヒトはいつも決まっている。頼まれるわけでもなく、期待もされてない、でももしかしたら待っているかもと思いながら。
柑橘系だからってのもあるのかもしれないけど、甘い匂いを嗅ぎながら鍋を煮詰め、かき回していると徐々にリラックスして満たされた気分になってくる。
ひとつのことが毎年同じ様に続けられるってのは、平凡だけど実は幸せなことかもしれないなぁ、などと。
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