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2018年4月 7日 (土)

Les Globes @ BnF Paris

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 パリの13区にあるBnF、フランス国立図書館のミッテラン記念展示室には
 興味深い展示があって、実は見に来るのは2015年に続いてこれが二回目。

 17世紀に枢機卿からルイ14世に贈られたコロネリの地球儀と天球儀です。
 レプリカではなく、本物。
 当時判り得るだけの地球と宇宙の情報を盛り込み、美的な装飾を目的に
 作られたもの。

 これらは球儀としては世界初でもなく、現代と比べればもちろん正確でも
 ないわけですが、直径約4mと巨大です。
 貢ぎ物として、驚かせる意味があったと想像。そして世界は貴方のもので
 あるという領らしめ。専用の見晴らし台があったらしく、ルイ14世は
 台の上から眺めて楽しんだとのこと。。

 地球儀に描かれた地図がまた興味深い。
 14世紀にコロンブスがアメリカ新大陸を発見したというのは間違いで、
 13世紀の終わりにはスペインのアメリゴ・ヴェスプッチが発見していて
 その名前からアメリカと命名された。
 亜細亜はまだまだ未開で、我が極東は形があやうく、北海道が無い。。
 その後のコロンブスの発見は、アメリカの新世界とヨーロッパの旧世界を
 つなぐ交換貿易の道を開いた。
 コロンブス交換は21世紀の今も、資本主義の貿易戦争として続いている。

 どうやら世界が丸いってことは、航海の水平線から想像がついただろう。
 太陽は丸いことからも同じように丸いはずだと。
 アースの意味は大地であり、地球でもある。
 天球はどうだろう。地球を包み込むように存在する天空を球儀として表現する
 ことに矛盾は感じなかったのだろうか。

 内からヒトの視点で見るか、外から神様の視点で眺めるか。
 表現形はともかく、天空の神話や魔物は主にギリシャ人やペルシャ人達の
 想像力によって創られ伝えられたことが容易に想像される。
 恐れや未知がそうさせたのでしょう。

 この天球儀に描かれた星座は、ルイ14世の誕生日のもの。
 星の下に生まれることが、その人の定められている運命であると信じられた。

  
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 http://www.bnf.fr/fr/acc/x.accueil.html

   
   

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